我が母校である「糸魚川第二中学校」。
学区域の拡大と共に、校名を「糸魚川東中学校」へと変更されてから、おおよそ20年が経ちました。
参照記事
3年ほど前からから始まった校舎の建て替えも完了し、二中当時の面影はすっかり無くなってしまいましたね。
旧体育館の跡に建てられた新しい生徒玄関。新しい体育館はプール跡地へと移設。
旧校舎跡に建てられた新校舎(右)と、東中学校へと校名変更後に建てられた南校舎(左)。
音楽室や技術室が在った旧校舎の東側は、広い駐車場になりました。
当然のことながら校歌も変わってます。でも「アルプス」などの固有名詞は昔と一緒ですね。
今となっては我々の心の中に想い出として残るのみとなった、あの懐かしい旧校舎。
卒業して以来なんの縁もなかった母校でしたが、旧校舎の取り壊しを目前に控えた2年前の11月初旬。
若かりし頃過ごした人生の一片を、今一度辿ってみようと25年ぶりに訪れました。
その日は、取り壊し前に開催された一般開放の最終日。
しかしながら話の行き違いから開放される時間を勘違いし、あろう事か開放終了後に学校を訪れてる失体を犯してしまいましたが、教職員ご一同のご配慮によりなんとか見学することができました。
真一文字に伸びた長い廊下…
染みだらけのコンクリート壁…
竣工当時からあると思われる、年期の入った購買部のガラスケース…
意外にも25年前の様相をほぼ残している、廊下の端にある昭和の香りが漂うトイレ…
当時より狭く、天井が異様に近くに見える教室…
奇しくも事実上の「最終見学者」となってしまいましたが、人気の全く無い古めかしくも懐かしい趣だらけの学舎を、カメラのレンズを向けながら一人散策して参りました。
もはや、この学校に通う子どもたちの親世代となった私たち。
(残念ながら私は該当しませんが…)
時代も校名も違えど、この地域で生まれ育った親子が同じ校舎で青春時代を過ごせたこと。
それは願えども叶わない、掛け替えのない幸せだったのではないでしょうか。
思春期の大切な想い出を与えてくれた今は無き旧校舎。
本当にアリガトウ
《幹事:アオキ》
P.S. たくさん撮った写真ですが、いつの間にやら全て消えてました…ショックです